リンス・コンディショナー・トリートメントの違い
普段、何気なく使っているリンス、コンディショナー、トリートメントは何が違うのかを説明します。
リンス・コンディショナー・トリートメントそれぞれの役割
まずリンスの役割は、髪の表面に油分の皮膜を作ることによって、水分の蒸発を防いだり、髪に艶を出すことができます。また、シャンプーでアルカリ性になったものを、髪本来の弱酸性に戻します。
コンディショナーもリンスとほとんど同じで、髪の表面のみに作用し、油分の皮膜で水分の蒸発を防いだり、髪に艶を出す事が主な目的となります。厳密に言うと、コンディショナーの方が、リンスよりも髪の表面の保護をしっかりします。
トリートメントの役割は、髪の表面だけでなく、内部にまで成分を浸透させ、髪に栄養を与えます。そして、髪の痛みを補修したり、質感のコントロールまでできるものもあります。
すなわち、リンスとコンディショナーとトリートメントの違いについてですが、リンスとコンディショナーは基本的には同じで、髪の表面にだけ作用するもので、トリートメントは髪の内側まで浸透するという事です。
メーカ各社さんによる定義の違い
実は、リンス、コンディショナー、トリートメントの使い方や役割はメーカによってかなりバラつきがあります。これは、違い.comさんに詳しく書かれていましたので、引用させていただきます。
引用元:違い.com
リンス | コンディショナー | トリートメント | |
---|---|---|---|
花王 | 髪の表面に保護膜を作って、髪の滑りを良くしたり、髪のパサつきをなくす | リンスと同じ | 髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整える |
ユニリーバ | 取り扱いなし | 髪にうるおいを与え、なめらかでまとまりのよい状態にする | 有効成分の配分量が多い |
資生堂 | シャンプー後の髪になめらかさを与え、髪が乾いたあとも、そのなめらかさとつややかさが持続させる | リンスと同じ | より効果的に水分・油分を補う |
P&G | 取り扱いなし | 主に髪の表面をなめらかにしたりコートすることによって、指/くし通りを良くし、ダメージから髪を守る | 効力がコンディショナーよりも高い |
LION | 毛髪表面に吸着してシャンプー後の髪のすべりを良くする | リンスと同じ | 毛髪内部に浸透して内部から髪の状態を整えます |
各メーカさんの考え方をみると、リンスとコンディショナーは同じという考えが多く、どちらかを取り扱っていないメーカさんもありました。また、トリートメントに関しては、リンス(コンディショナー)よりも有効成分や効力が大きいという感じです。
リンス・コンディショナー・トリートメントの順番は?
では、次にリンス、コンディショナー、トリートメントの使う順番について説明します。とりあえず、上の説明からリンスとコンディショナーは同じとします。
順番はシャンプー ⇒ トリートメント ⇒ リンス(コンディショナー)です。
シャンプーで、髪の毛や頭皮の汚れを落とした後、トリートメントで、紫外線などで受けたダメージを補修したり、髪の毛に栄養を与えた後、リンス(コンディショナー)で、髪の表面をコーティングして、艶を出します。
また、トリートメントは髪に浸透させてから5~10分程度おき、リンスは1分程度ですぐに流しましょう。
使用する上での注意点
リンスにおける注意点
リンスの役割は上でも説明したように、髪の表面に油分の皮膜を作り、水分の蒸発を防ぐことです。なので、リンス剤は髪の毛のみにつけ、頭皮(地肌)には、つけないようにしましょう。
頭皮(地肌)についてしまうと、シャンプーによって、頭皮の汚れを落としたのが無駄になります。また、リンス剤が頭皮にある毛穴を塞いでしまい、頭皮が炎症を起こす可能性があります。
また、リンスはつけてから1分程度放置するだけで結構です。そして、しっかりとすすいで、リンス剤を完全に落とすようにしましょう。
トリートメントにおける注意点
基本的にはトリートメントは、シャンプーの後にやります。リンス同様、髪の毛にはしっかりとつけますが、頭皮(地肌)にはつけないようにしましょう。
また、トリートメントはリンスとは違いつけてから5~10分くらいは放置させ、栄養が髪の毛に浸透するのを待ってからすすぎましょう。そして、すすぎはしっかりと行い、頭皮のために余計な油分はとってしまいましょう。
薄毛危険度診断所 >> シャンプーについて知る >> リンス・コンディショナー・トリートメントの違い
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