プロスカ-の効果や副作用について
プロスカ-はフィナステリド配合錠剤であり、AGA治療の効果も高く価格も非常に安いため、プロペシアから多くの人が乗り換えを行っています。このページではそんなプロスカ-の効果や錠剤分割などについて詳しく説明します。
プロスカ-とは
プロスカ-はフィナステリド5mg配合の内服薬で、本来は前立腺肥大症患者に投与される薬です。
フィナステリド配合の育毛剤と言えばプロペシアですが、プロペシアの値段は高いため、安価でプロペシアと同じく育毛効果が実証されているこのプロスカ-が代用されます。
大勢の方がプロペシアのジェネリック医薬品だと勘違いされていますが、薬としては完全に別物であり、製造・販売に関しては同じメルク社が行っています。
プロスカ-の効果について
5αリダクターゼの阻害によってAGAを改善させる
AGAの原因は5αリダクターゼによって活性化された男性ホルモンです。
5αリダクターゼは男性ホルモンであるテストステロンを活性化させ、さらに強力なジヒドロテストステロン(DHT)を作り出す働きを持っています。DHTはアンドロゲンレセプターと結びつくことによって最終的に脱毛命令を出すTGF-βを生み出します。
このTGF-βによって脱毛命令が出され、毛周期が乱れるのがAGAであり、AGAによる薄毛化を止めるにはこのDHTの生成を抑えてやる必要があります。
そして、このDHTの生成を抑えるすなわち5αリダクターゼの働きを止める効果を持っているのがフィナステリドです。なので、AGA治療においてフィナステリドを有効成分とするプロスカ-の効果は非常に高いと言うわけです。
国内の臨床試験においても効果は実証されている
フィナステリドにおけるAGA改善効果は臨床試験のデータが公表されているので、ご覧ください。
このグラフを見ると、1年で58%の人に発毛効果が表れています。また、それ以外の40%の人においても現状維持すなわちAGAの進行が抑えられています。
そして、2年目では68%、3年目では78%の人において発毛効果が得られています。つまり、3年間しっかりと服用する事で、8割の人はAGAが改善され、髪の毛のボリュームが増えます。
ただし、2~3%の人に限っては現状維持さえできていません。残念ながらこのような人たちの場合にはプロスカ-での改善は難しいでしょう。
プロスカ-の口コミ評価においても多くの人が改善効果を報告している
ある個人輸入代行業者のプロスカ-に関する口コミを90件調査し、その内容を
- 効果あり
- 効果なし
- どららでもない
の3つに分けました。すると、効果ありが57%、効果なしが9%、どちらでもないが34%となりました。ちなみにこのどちらでもないと言うのは、単なる購入報告やプロスカ-の値段が安い等の口コミ内容です。
単純に効果があった人と無かった人だけで判断した場合には、上の臨床試験の結果よりも低いものの実に85%の人に効果が表れています。もちろん一言で効果があると言っても、抜け毛が減っただけの人から髪の毛がしっかりと生えてきたと言う人まで様々でした。
ですが、この口コミ結果よりプロスカ-のAGA改善効果は非常に高いという事がわかります。もし、このプロスカ-の口コミについて詳しく知りたい方はこちらに載せているので参考にしてください。
プロスカ-は錠剤分割が前提
AGA治療においてフィナステリドを服用する場合の1日の摂取量は1mgが目安ですが、プロスカ-には実に5mgのフィナステリドが配合されています。これは上でも少し説明しましたが、プロスカ-は前立腺肥大症のための薬であり、前立腺肥大症患者は5mgが目安となっているからです。
なので、プロスカ-をAGA治療として服用する場合にはその錠剤を分割する必要があります。錠剤の分割についてはピルカッターで行いますが、ハサミやカッターなどを使用した場合には粉末が飛び散る恐れがあるので注意してください。
4分割で服用しよう
ではプロスカ-錠剤を何分割にするのが一番良いのでしょうか?
一般的に配合量が5mgで1日の摂取量の目安が1mgなら5分割が正解となります。しかし、5分割にするのは非常に難しく、ほとんどの人が均一に5等分できないでしょう。
分割がしやすく、なおかつ1日の摂取量を目安の1mgを念頭に置くと、4分割が1番ベストな選択だと思われます。
4分割の場合には5分割に比べると分割の難易度はかなり低く、4つを均一にしやすいです。また、フィナステリドの摂取量に関しては、1.25mgと少し多くなりますがそれほど問題が起こる量ではありません。
実際に上で紹介した口コミでもこの4分割が1番多く、全体の75%を占めていました。そして、それらの人たちの中で大きな副作用が出たと言う人は1人もいませんでした。
なので、特別な考えがなければプロスカ-錠剤は4分割にして服用するようにしましょう。
プロスカ-の副作用について
プロスカ-の副作用は有効成分フィナステリドのもたらす副作用で、以下のものが報告されています。
- 性欲減退・勃起不全
- 肝機能障害
- 乳がん
- じんましんや吹き出物
この中で一番報告事例が多いのが1番上の性欲減退・勃起不全です。
性欲減退や勃起不全は男性ホルモンであるテストステロンが減少する事によって起きますが、このプロスカ-はテストステロンを直接減らすという事はありません。
しかし、5αリダクターゼによる活性を抑える働きを持っていますので、人によっては何かしらの作用が働き、性欲が抑えられてしまうのかもしれません。
どれくらいの確率で性欲減退・勃起不全になるのか?
では、それら副作用がどれくらいの確率で起こるのかについて説明します。
製造・販売元のMSD社においては、副作用の有無を調べるためにブラセボ(何の効果もない偽薬)との比較実験を行い、その結果を公表しています。
それによるとフィナステリドによって性欲減退は1.8%、勃起不全は1.3%の確率で起こる事がわかりました。しかし、何の効果を持っていない薬を投与した人においても性欲減退は1.3%、勃起不全は0.7%で起こっていました。
つまりどういう事かと言うと、確かにフィナステリドによって性欲減退や勃起不全は起こる可能性は多少はあるが、被験者の思い込みの影響も受けやすいという事です。
なので、これらの副作用については頭の片隅に置いておく程度にとどめ、あまり深く考えすぎないようにしてください。もし、どうしても副作用が気になって仕方がないと言う方は、プロスカ-の服用はお勧めできません。
それ以外の副作用については
それ以外の肝機能障害や乳がんについても同じく臨床試験のデータがありますが、これらの発生確率は1%以下となっており、結論としてフィナステリドとの因果関係は認められていません。
なので、こちらについては大きく心配する必要はないでしょう。
また、じんましんや吹き出物に関してですが、これらの副作用は市販の風薬なども含めたすべての薬で発症する可能性があります。
単純に薬の中に含まれている成分と自分の体の相性によるものなので、これらの症状がでれば服用を中止する程度の認識で問題ありません。
女性は服用を禁止されている
このプロスカ-においては女性の服用を禁止しています。さらに、妊娠している女性の場合には触る事さえ許されていません。
その理由としては、
『プロスカ-の有効成分であるフィナステリドは、5αリダクターゼの活動を阻害し、テストステロンからDHTへの転化を邪魔するので、妊娠中の胎児(男児)の生殖器が異常な形へと変化する可能性がある』
からです。
また、このプロスカ-は経皮吸収によって体内に入ってしまう恐れがあるため、女性は触る事さえも禁止されています。
錠剤分割はピルカッターを必ず使う
プロスカ-は錠剤分割を前提で服用するため、必ず錠剤をカットしなければなりません。
しかし、これをハサミやカッターなどでやってしまうと粉末が飛び散るので、知らず知らずの内にパートナーがそれを触ってしまう可能性が出てきます。
なので、そうならないためにプロスカ-を分割する場合には、必ず専用のピルカッターでカットしてください。ピルカッターはカットもしやすく、粉末が飛び散らない構造になっているので、非常に便利です。
プロスカ-はコストパフォーマンスがいい
錠剤分割と言う面倒な作業が必要なプロスカ-をAGA治療薬として服用する最大のメリットはそのコストパフォーマンスの良さにあります。
フィナステリド配合の育毛剤と言えばプロペシアですが、このプロペシアと言う薬は非常に高いので長期間服用するとなると経済的な負担が大きくなります。
しかし、このプロスカ-は値段もリーズナブルで効果もプロペシアと変わりません。どれくらい安いのかと言うと1日にかかる費用を比べた場合、プロスカ-はプロペシアの1/6の値段(4分割の場合)ですみます。
つまり、プロペシアを1ヶ月使用するのにかかる費用で、このプロスカ-は半年間服用できるという事です。なので、多くの方がプロペシアから乗り換えをしています。
確かに錠剤分割や粉末等の後処理をするのは少し面倒ですが、それを差し引いても圧倒的なコストパフォーマンスの良さを持つのがプロスカーです。少しでも育毛治療の費用を抑えたいなら是非このプロスカ-を使ってみてください。
薄毛危険度診断所 >> プロスカ-の効果や副作用について