AGA検査キットを購入して薄毛遺伝子を調べる
自分の薄毛・ハゲ遺伝子が気になり、薄毛(AGA)の遺伝子を調べることができるAGA検査キット(通称:AGAドック)を購入し、薄毛遺伝子を調べました。このページでは自身の体験談として、AGA検査キットの購入から、その結果までを書いていきます。
AGAドックとは
まず、初めて『AGAドック』という言葉を知ったという方のために、簡単にAGAドックについて説明します。
AGAドックとは、AGAの原因であるTGF-βタンパク質を生み出すアンドロゲンレセプターの活動力を遺伝子的に調べることができる検査キットです。自分の薄毛遺伝子を調べることで、将来の薄毛予防に役立てることができます。
CAGリピート数とGGCリピート数を調べる
今回の検査で調べるものは、CAGリピート数とGGCリピート数です。
我々のDNAは、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)という4つのDNA塩基からなっています。
その中のある場所にC(シトシン)、A(アデニン)、G(グアニン)と繰り返す場所があり、その繰り返しの数がCAGリピート数です。このCAGリピート数が高ければ、アンドロゲンレセプターの活動力が高いという事になります。
また、同じくG(グアニン)とC(シトシン)だけを繰り返す場所があり、その繰り返しの数をGGCリピート数と言います。上のCAGリピート数とこのGGCリピート数の合計値が低ければ、AGAになりやすく、逆に合計値が高ければなりにくいという事になります。
病院に行かなくても自宅で簡単に調べることができる
この遺伝子検査は専門の病院に行かなくても受けることができます。もちろん病院やAGAの専門機関で検査すると
- 十分な説明を受けることができる
- その後のアフターケアーを受けることができる
などのメリットがありますが、逆に
- 検査費用が倍以上かかる
- 検査結果がでるのが遅い
- 検査結果を病院まで聞きに行かないといけない
などのデメリットもあります。また、AGAの専門機関や病院は東京、大阪、名古屋などの都市部にしかないので、田舎に住んでいる人は大変です。なので、そのような方は検査キットや検査結果を自宅まで届けてくれるAGAドックを使う事をお勧めします。
AGAドックを購入する
では、実際にAGAドックを髪の健康EKショップより注文します。実際に注文されたい方は以下に購入ページのリンクを貼るのでこちらから注文してください。
それから購入者情報を簡単に入力します。そして、最後に支払方法を選択するわけですが、
- ①銀行振り込み
- ②カード決済
- ③代引き
の3種類から選べます。私は一番便利な②のカード決済で購入しました。一応注意点としてですが、カード決済では、発送到着日時は指定できません。指定できるのは、③の代引きだけとなっています。
AGAドック到着
注文してから、3日後にAGAドックが届きました。
表紙部分に商品名が記載されていないので、これがAGAドック(すなわち薄毛関連商品)であることはわかりません。なので、安心して購入することができます。
ちなみにですが、白い部分には購入者の住所や氏名が記載されています。一応写真では、そこは伏せさせていただきます。
そして、封筒を丁寧に切って中身を取り出します。
中には、写真にあるAGAドックの遺伝子検査キットと封筒が入っています。
封筒の中身は、この遺伝子検査の有効期限が記載されている紙が入っています。大体目安としては6か月で、その期限を過ぎてから郵送すると、さらに\8640円費用がかかるので注意してください。
また、商品の納品書とシャンプーやリンス等のパンフレットが入っています。
さて、これで遺伝子を採取する準備が出来ました。
遺伝子を採取する
では、さっそく遺伝子を採取します。遺伝子検査キットをあけると、
- ①遺伝子検査・採取方法説明書
- ②AR遺伝子検査同意書
- ③検査申込書・AGAチェックシート
- ④カルポーター(綿棒)
- ⑤IDシール
- ⑥返信用封筒
の6つが入っているかどうかを確認してください。そして、確認が終わったら、いよいよ自分の遺伝子の採取を行います。
まずは、袋からカルポーターを取り出しましょう。
口を簡単にゆすいだ後、先ほどのカルポーターを自分の口の中に入れて、頬の内側に20回程度強めに押し当てます。これを左右両方の頬で行います。
それから、カルポーターの先の綿の部分が接触しないように、室温で10分ほど乾燥させます。そして、キャップをして採取完了です。
採取が完了したら、カルポーターの側面に⑤のIDシールを張ります(必ず忘れないように)。そして、②AR遺伝子検査同意書と③検査申込書・AGAチェックシートに必要事項を記入し、⑥返信用封筒に入れればOKです。
この返信用封筒を最寄りのコンビニに持っていき、送ってもらいましょう。なお、送料は無料です。そして、あとはひたすら待つだけです。
AGA診断の結果
そして、待つこと4週間、ついにそのAGAの診断結果がレターパックで送られてきました。普通の場合2週間~3週間程度で結果が届くのですが、正月休みを挟んだため、少し時間がかかりました。
では、さっそく検査結果を見ていきます。
診断結果の解説
上の写真より、CAGリピート数が24となっており、DHTの作用を少し受けやすいと出ています。そして、CAGとGGCの合計値が41という事から、AR遺伝子が原因で起こる脱毛のリスクは低い、すなわちAGAになりにくいという事がわかりました。
この結果に少し安心しましたが、これで将来100%薄毛にならないとは言い切れないのも事実です。AGA(薄毛)になる原因は他にもいくつかあり、AR遺伝子はその原因の内の1つでしかありません。なので、その他の原因についてもしっかりと潰していきたいと思います。
AGA診断から適切な育毛剤を判断できる
さて、私個人の事は置いておき、話をAGA診断に戻します。
先ほどの診断結果で、CAGリピート数が低いが、すでに薄毛が進行しているという人も中にはいると思います。そのような人の場合、薄毛の原因がAR遺伝子ではないので、プロペシアの効果がほとんどないと考えられます。
と言うのも、プロペシアの有効成分フィナステリドは、DHTの生成を阻害することによってアンドロゲンレセプターとの結合を抑えます。しかし、もともとの結合力が弱い所に、さらにDHTを抑えたとしても、その効果はほとんどありません。
なので、このような人の場合には、フィナステリド配合のプロペシアよりも、ミノキシジル配合のロゲインやミノキシジルタブレットを使ってください。このミノキシジルの発毛原理は血管新生及び血管拡張によるものなので、AR遺伝子の有無に関わらず、高い育毛効果が得られるでしょう。
逆に、AGAが進行しており、CAGリピート数が高い人には、プロペシアが非常に有効です。なるべく早い段階からプロペシアを服用するようにしましょう。プロペシアはAGAの進行段階が早ければ早いほど効果が発揮するので、AGAの兆候が見られたら、すぐに服用するようにしましょう。
このように遺伝子検査によるAGA診断では、遺伝的に薄毛になりやすいかという事だけでなく、どのような育毛剤が有効かという事もわかります。なので、AGAに関して悩んでいる方や将来薄毛になるかもと心配されている方は是非1度、遺伝子検査を受けてみてください。
薄毛危険度診断所 >> AGA検査キットを使って薄毛遺伝子を調べた
AGA関連トピック
こちらに関連トピックを用意しました。これらをしっかりと読んで、AGAに関する知識を増やし、髪のボリュームを増やしましょう。
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また、危険度が高い場合には、その原因を説明し、簡単な対策法をアドバイスします。ぜひやってみてください。